いつわり彼氏は最強ヤンキー[完]
パニックの連続
どうしよう…。
久世玲人がご乱心だ…。
あれから、オムライスなんて味わう余裕は全くなく、詰め込むようにさっさと食べ終えて足早に店を出た。
早く用事を済ませて帰らなければ…。これ以上は私にも対応できない。
「ねえ久世君!これからどこに行くの?」
いまだに何をするのか聞かされていない。急かすように聞くと、久世玲人は「うーん…」と考えている様子だった。
「菜都はどこ行きたい?」
「……はい?」
どこに行きたいって言った?
何を言ってんだろう…。久世玲人の用事で、私は付き合わされているんじゃないのか?
「……え。用事があるから呼ばれたんじゃないの?」
「いや、別に」
「ええっ!?じゃあ今日のこの時間は何!?」
もしや…もしや…!!
冷や汗を流しながら聞くと、久世玲人は笑いながら言った。
「今日は菜都と一緒にいようと思って」
なっ…!!
この瞬間、顔がもの凄い勢いでボッと赤くなった。
久世玲人がご乱心だ…。
あれから、オムライスなんて味わう余裕は全くなく、詰め込むようにさっさと食べ終えて足早に店を出た。
早く用事を済ませて帰らなければ…。これ以上は私にも対応できない。
「ねえ久世君!これからどこに行くの?」
いまだに何をするのか聞かされていない。急かすように聞くと、久世玲人は「うーん…」と考えている様子だった。
「菜都はどこ行きたい?」
「……はい?」
どこに行きたいって言った?
何を言ってんだろう…。久世玲人の用事で、私は付き合わされているんじゃないのか?
「……え。用事があるから呼ばれたんじゃないの?」
「いや、別に」
「ええっ!?じゃあ今日のこの時間は何!?」
もしや…もしや…!!
冷や汗を流しながら聞くと、久世玲人は笑いながら言った。
「今日は菜都と一緒にいようと思って」
なっ…!!
この瞬間、顔がもの凄い勢いでボッと赤くなった。