いつわり彼氏は最強ヤンキー[完]
「ね、ねぇ…。ちょっと休憩する?」

さっきお昼ご飯を食べたばかりだけど、久世玲人は汗だくで疲れきっている。それに、この状態のままここにいるのも…。

ちょうど近くにファストフードやコーヒーショップもあるけど、どうやら混雑しているみたいだ。


どこかいい場所がないかと辺りを見回していると、向かいの雑居ビルにネットカフェが見えた。


あ!ネットカフェなら静かに休めるしいいかも!


「ねぇ久世君!あそこでちょっと休もうよ!」

指を差しながら久世玲人に向くと、どこでもいい、とでも言いたげな顔が返ってきた。


「よし!じゃあ行こう!」

久世玲人を立ち上がらせ、雑居ビル内にあるネットカフェに急いで向かった。


我ながらいい提案かもしれない!

個室になってるから、誰かに見られる心配もしなくていいし!サエコや佐山君を警戒しなくていいから安心だ!

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