いつわり彼氏は最強ヤンキー[完]
そして、この空気は一向に改善しないまま、午前の授業を終え、お昼休憩を迎えた。
いよいよだ…。き、緊張する…。
チラリと隣の佐山君に目を向ければ、静かに授業道具を片付けている。
あぁ…やだな…。気が重い…。
佐山君と話をするのは、普通だったら嬉しいはずなのに、こんなにも気が重いのは話の内容が分かっているから。
はぁぁ。
いろいろ、注意されるんだろうな…。
今日何度目かのため息を吐いたところで、片付け終えた佐山君が声を掛けてきた。
「……原田さん、視聴覚室で。……先、行ってるから」
「あ、……うん」
そう言って、佐山君は私を待たないで先に教室を出て行った。
一緒に行くのもイヤなんだろうか…。
ノロノロと私も授業道具を片付け、佐山君を追うように教室から出た。
いよいよだ…。き、緊張する…。
チラリと隣の佐山君に目を向ければ、静かに授業道具を片付けている。
あぁ…やだな…。気が重い…。
佐山君と話をするのは、普通だったら嬉しいはずなのに、こんなにも気が重いのは話の内容が分かっているから。
はぁぁ。
いろいろ、注意されるんだろうな…。
今日何度目かのため息を吐いたところで、片付け終えた佐山君が声を掛けてきた。
「……原田さん、視聴覚室で。……先、行ってるから」
「あ、……うん」
そう言って、佐山君は私を待たないで先に教室を出て行った。
一緒に行くのもイヤなんだろうか…。
ノロノロと私も授業道具を片付け、佐山君を追うように教室から出た。