いつわり彼氏は最強ヤンキー[完]
「で?こういうのは控えてほしいと?」
「う、うん…」
もちろん!!と思いながら、ブンブンと頷いた。
だって、こういうのは「本当」の彼女の役目だし…。こんなこと毎回されてちゃ、私の心と体がもたない…。
私の訴えは届いたのかな…?相変わらず離れない腕が気になるけど、久世玲人を見上げてみた。
「菜都、俺たち付き合ってんだろ」
「え、いや、まぁそうなんだけど…。でもそれは、」
「いいか?菜都の彼氏は俺。つまり、俺は菜都に“こういうの”していいわけ。ていうか、この程度で済ませてんだからありがたく思え」
「なっ…!!何その久世論っ!!何してもいいわけないじゃないっ」
私の意思なんて無視だしっ!!
思わずムキになって言い返すと、久世玲人は私を見ながらフッと鼻で笑った。
「知らねえのか菜都。彼氏は彼女に何してもいいんだよ。そういうもんだろ」
「はいぃっ!?」
「まぁ今はまだ我慢してやるけど。……言っとくけど、限界きたら知らねえから」
「げ、限界って…!?限界って何っ!!」
その意味深な発言に焦りながら声を上げるけど、ニヤリとした笑みを返されるだけ。
「う、うん…」
もちろん!!と思いながら、ブンブンと頷いた。
だって、こういうのは「本当」の彼女の役目だし…。こんなこと毎回されてちゃ、私の心と体がもたない…。
私の訴えは届いたのかな…?相変わらず離れない腕が気になるけど、久世玲人を見上げてみた。
「菜都、俺たち付き合ってんだろ」
「え、いや、まぁそうなんだけど…。でもそれは、」
「いいか?菜都の彼氏は俺。つまり、俺は菜都に“こういうの”していいわけ。ていうか、この程度で済ませてんだからありがたく思え」
「なっ…!!何その久世論っ!!何してもいいわけないじゃないっ」
私の意思なんて無視だしっ!!
思わずムキになって言い返すと、久世玲人は私を見ながらフッと鼻で笑った。
「知らねえのか菜都。彼氏は彼女に何してもいいんだよ。そういうもんだろ」
「はいぃっ!?」
「まぁ今はまだ我慢してやるけど。……言っとくけど、限界きたら知らねえから」
「げ、限界って…!?限界って何っ!!」
その意味深な発言に焦りながら声を上げるけど、ニヤリとした笑みを返されるだけ。