いつわり彼氏は最強ヤンキー[完]
そうして席が次々と埋まっていくなか、いよいよ私の番がやってきた。


願わくば、佐山君の隣の席に…。


そんな高望みをしながらクジにのぞんだ。


結果は……。



「神様ってやっぱりイジワル…」


佐山君の隣どころか、なんと一番前の席になってしまった。

全然近くもないじゃん…。


ガッカリと肩を落とした。

しょうがない…高望みした私がバカだった…。


でも、せめて久世玲人とは離れますように…。


懲りずに再び神様に願った。




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