いつわり彼氏は最強ヤンキー[完]
厄介な拾い物
「ね、菜都?久世玲人とは最近どうよ?」
久しぶりに春奈と一緒に下校していると、お決まりの質問が早速ぶつけられた。
「どうもこうもないよ。何もないって」
最初は春奈も心配そうにしていたけど、私に危害がないと分かれば、こうして楽しそうに聞いてくるだけだ。
「そもそも、本物の彼女じゃないんだし、久世玲人も何もしないって言ってるんだし」
「え~でもさ、菜都も最近文句言わなくなったじゃん。散々嘆いてたのに」
「ただ諦めただけだよ…」
私のそっけない答えに春奈もつまらなそうにしている。
久しぶりに春奈と一緒に下校していると、お決まりの質問が早速ぶつけられた。
「どうもこうもないよ。何もないって」
最初は春奈も心配そうにしていたけど、私に危害がないと分かれば、こうして楽しそうに聞いてくるだけだ。
「そもそも、本物の彼女じゃないんだし、久世玲人も何もしないって言ってるんだし」
「え~でもさ、菜都も最近文句言わなくなったじゃん。散々嘆いてたのに」
「ただ諦めただけだよ…」
私のそっけない答えに春奈もつまらなそうにしている。