いつわり彼氏は最強ヤンキー[完]
「久世君ってば!」
無視を続ける久世玲人に強く言うと、ようやく目を開き、こちらに顔を向けた。
最高に機嫌が悪そうだ…。
うざそうに眉を寄せている。いつもより、かなり深めに。
「うるさい。ほっとけ」
「いくらなんでもほっとけないよ!手当てだけでも…」
「こんなの慣れてる。どうってことない」
「でも…!!」
お互い譲らず攻防が続き、だんだん私も腹が立ってきた。
久世玲人め…。なんて意地っ張りっ!!
こんなに私が優しくしてるのに!!
「来い」「行かない」の繰り返しを続けていたが、強行突破だ。
寝ている久世玲人の手を掴み、グググッとその体を無理やり引き起こした。
……私も意地になりすぎてたとしか思えない。
無視を続ける久世玲人に強く言うと、ようやく目を開き、こちらに顔を向けた。
最高に機嫌が悪そうだ…。
うざそうに眉を寄せている。いつもより、かなり深めに。
「うるさい。ほっとけ」
「いくらなんでもほっとけないよ!手当てだけでも…」
「こんなの慣れてる。どうってことない」
「でも…!!」
お互い譲らず攻防が続き、だんだん私も腹が立ってきた。
久世玲人め…。なんて意地っ張りっ!!
こんなに私が優しくしてるのに!!
「来い」「行かない」の繰り返しを続けていたが、強行突破だ。
寝ている久世玲人の手を掴み、グググッとその体を無理やり引き起こした。
……私も意地になりすぎてたとしか思えない。