【COLORS②】ウィルスバスター 鬼の棲む街
標的
我々、『ウィルスバスター』がずっと追い続けてきた人物の一人。
龍崎弦……
俺はお前を絶対許さない!
ヤツの生み出してきたウィルスで何千人、いや何万人もの数えきれない人々が犠牲になってきた。
今度こそ必ず仕留めてみせる!
何の罪もなく犠牲になってきた人々のためにも!!
「新太郎、先を急ぐわよ」
「ああ……」
こうしている間にも誰かがどこかで犠牲になっている。
一刻も早く、龍崎の居場所を突き止めなければ──
俺の視線の先には倒れたまま動かない鬼がいる。起き上がるタイミングを計っているだろうか。
「妃奈、ヤツはどこにいるんだ?」
「う〜〜ん……塩ちゃんからの連絡では──あ、ちょっと待って!今確認してみる」
そう言って彼女は携帯端末を立ち上げた。サイズは手のひらサイズとコンパクトだが侮るなかれ。
最先端技術がたくさん詰まったすごものなんだ。
あいにく、システムの詳細まではよく分からないけど。
ピッ……
「どうだ?何か分かったか?」
「あ……アジトが分かったって!!」
「流石、塩さん!よしっ!行くぞ!!」
俺たちはその情報を元に走り出した。
龍崎弦……
俺はお前を絶対許さない!
ヤツの生み出してきたウィルスで何千人、いや何万人もの数えきれない人々が犠牲になってきた。
今度こそ必ず仕留めてみせる!
何の罪もなく犠牲になってきた人々のためにも!!
「新太郎、先を急ぐわよ」
「ああ……」
こうしている間にも誰かがどこかで犠牲になっている。
一刻も早く、龍崎の居場所を突き止めなければ──
俺の視線の先には倒れたまま動かない鬼がいる。起き上がるタイミングを計っているだろうか。
「妃奈、ヤツはどこにいるんだ?」
「う〜〜ん……塩ちゃんからの連絡では──あ、ちょっと待って!今確認してみる」
そう言って彼女は携帯端末を立ち上げた。サイズは手のひらサイズとコンパクトだが侮るなかれ。
最先端技術がたくさん詰まったすごものなんだ。
あいにく、システムの詳細まではよく分からないけど。
ピッ……
「どうだ?何か分かったか?」
「あ……アジトが分かったって!!」
「流石、塩さん!よしっ!行くぞ!!」
俺たちはその情報を元に走り出した。