【COLORS②】ウィルスバスター 鬼の棲む街
激突
薄暗い中に一本の長い階段。俺たちはその上を一段一段噛み締めながら下りて行った。
やがて見えてきたものは、大きな広間だった。
ピーンと張り詰めた緊張と静寂。
コツコツコツ……
俺たちは広間の真ん中までゆっくりと歩いていく。
「油断は禁物よ」
「わ〜ってるって」
どこにいるんだ、龍崎!
「どうも騒がしいと思ったら……君たちか。僕に用でもあるわけ?」
「……龍崎」
タバコをふかしながら現れた一人の男。
その様子はまるで余裕さえも感じる。
「あんたねぇ!自分のやったこと分かってるの!」
「フフフ……そんな恐い顔してちゃ、せっかくのかわいい顔も台無しだな」
「大きなお世話よ!」
コツコツコツ……
「決めた!」
「!?」
彼女に近づいていく龍崎。その姿は獲物を狙って接近する猛獣のように──
「逃げろ!妃奈ぁ〜!」
やがて見えてきたものは、大きな広間だった。
ピーンと張り詰めた緊張と静寂。
コツコツコツ……
俺たちは広間の真ん中までゆっくりと歩いていく。
「油断は禁物よ」
「わ〜ってるって」
どこにいるんだ、龍崎!
「どうも騒がしいと思ったら……君たちか。僕に用でもあるわけ?」
「……龍崎」
タバコをふかしながら現れた一人の男。
その様子はまるで余裕さえも感じる。
「あんたねぇ!自分のやったこと分かってるの!」
「フフフ……そんな恐い顔してちゃ、せっかくのかわいい顔も台無しだな」
「大きなお世話よ!」
コツコツコツ……
「決めた!」
「!?」
彼女に近づいていく龍崎。その姿は獲物を狙って接近する猛獣のように──
「逃げろ!妃奈ぁ〜!」