噂の姫!?
「…なんなのよ…」
胸元を見るとリボンがなくなっていた。
リボンを取られたんだ―――…
教室にもどると、もう授業は始まっていた。
「スミマセン、遅れました」
先生は、私の事をまじまじみてから言った。
「……こんどからは、気ぉ付けるように」
「はい……」
席につくと梓(あずさ)が話しかけてきた。
「どこに行ってたの?」
「え?あ…先輩に呼び出しくらってて……」
「そっか……大変だね…」
「うん……」
「そこ、喋るな!!」
先生に怒られてしまった。
「……スミマセン…」
梓は紙に、なんか悩んでる?私でよかったら、話聞くよと書いていた。ありがとう。梓…