噂の姫!?
そんなこともあったな……
今回はちがうといいけど………
「桜ちゃん?どうかした?」
「え?」
皆心配そうに私を見ていた。
「おい、何泣いてんだ?」
「え?泣いてる?」
気付くと私は泣いていた。
「え?うそ?やだ」
「なにか、いやなことでもあったの?」
「え?ありませんよ、ちょっと昔の事を思い出して……」
私はそう言って下を向いた。
「ちょっとこい」
「え?」
隼人は私の手を強引に引いて教室を出た。