噂の姫!?
と。いうわけです…
このことは、隼人には言ってない…
しかも、あれ以来恥ずかしいくて会えないんだも!!
水着どうしようか…新しいの買うのもな…
「桜!!」
「え?隼人?」
「ちょっと来い!!」
「え!?」
そう言って私を教室から強引に連れ出した。
連れて来られたのは、第二準備室―――…
「お前、俺に隠してることがあるだろ?」
「え?なんのこと?」
私はごまかした。
「これだ!!」
私の目の前に出したのは校内新聞だった。
「なに?これ…」
そこには―――…
”藤堂 夏美 VS 藍空 桜!!勝つのはどっち!?”
と見出しの新聞だった。
「なんだよこれ!!」
「いや、これは……」