噂の姫!?
「……いやじゃない」
「じゃあ、なろうぜ!!」
「でも、お母さんに聞かなきゃ」
「うお!?そういうもんなのか?」
「え?」
「俺、両親いないんだ…だから、俺が全部決めれるんだぜ!!」
「ふふふ」
私は、なぜか笑ってしまった。
「あ、笑ったな!!笑うな~」
そう言ってあたしのほっぺたをつねった。
「いらい~ぃ」
「変な顔」
そうやって、笑う隼人をもっと見て見たい
そう思うこの気持ち
これが恋のなかな?
『今からコンテスト優勝者を発表します』
「あ、もう時間だ。行くか」
「うん、まって梓呼んでくる」
「あぁ」
私は梓のもとに走った
「梓―――!!」
「本当ですか!?」
「梓?」
「あ、桜…さぁ、行く?」
「え?あうん…」
さっき、お兄ちゃんみたいな人といなかった?
「ねえ…」
「うん?」