噂の姫!?
「さっき、お兄ちゃんといなかった?」
「え?」
「いなかった?」
「い…いないよ…さぁ、結果発表だね」
「うん」
梓、何か隠してる?
「桜―――!!」
「あ、今行く!!」
「誰?」
「あ…10番の人。仲良くなったんだ」
「そうなんだ」
私達は会場に向かった
『でわ、結果発表です!!!!まず男子の部……2位から…3番 立川 龍さん。1位は……10番 雨宮 隼人さん!!ステージに上がってきてください』
司会者がそういうと、隼人と龍がステージ上に現れた。
やっぱり、カッコいいよね
隼人――…
あたしが、彼女でもいいのかな?
『でわ、女子の部―――…』
あたし達だ…
どうか、1位で!!
『発表します!!2位 朝倉 梓さん!! 1位 藍空 桜さん!!ステージへ!!』
えぇ?え?
あたしが、1位!?
梓が2位!?うそ!!
あたし、藤堂先輩に勝ったの!?
「行こう桜」
「……うん」