噂の姫!?
「ぷはっ!!」
「え?」
今、笑ったよね?
確実笑ったよね?
「笑った?」
「笑ってなんか……あははは!!」
「笑ってるじゃん!!!」
しかも、お腹抱えてるし…
もぅ、いや…
恥ずい…今すぐにでも
隠れたい!!!!
私が膨れてみているとこっちに気付いたのか、あたしの頭を撫でた。
「ごめんって」
「もういい!!」
「ごめんってば」
そう言って何度も謝ってくるから許した。
「あ!!」
「?なに?」
「やっべぇ…英介と約束してたんだわ…ごめん俺行くな?」
「うん、いってらっしゃい」
そう言って走って教室から出て行った隼人…
気づいたよ、隼人……
あたし、隼人の事好きだ……