噂の姫!?


やっぱり、言わなきゃいけないかな?

でも、恥ずかしいよ!!!


「で?」

「え…あ、そ…そうだな…どっちもかな?」

「ふ~ん…」

あたしが答えると隼人は、クッルと向きを変えて歩いていってしまった

「!!ま…まってよ!!」

あたしは走って追いかけた。


変だったかな?あの答え…

そりゃあ、優しい方がいいけど…

でも、じゃっかん強引なの好きだったりするんだよね…

何考えてんだあたし!!!


そう考えていると隼人が急に止まって

あたしは気づかずにぶつかった


「ってぇ!!ごめん」

「桜」

「?」

「モデルになろう!!」

「へぇ?」


あたしの肩を持って言った


「俺…どうしても桜と一緒にモデルになりたいんだ…ダメか?」

キュン!!

そ…そんな顔で見ないで―――!!


「でも…モデルしたら、会える時間が少なくなるじゃん…」

「……だよな…ごめんな?俺の勝手で桜を巻き込んで…」

沈黙が続いた…




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