噂の姫!?
「え?でも、仕事…」
『もぅ、お前の家の前にいる』
「え?」
あたしの部屋は10階だよ?
あたしは急いで部屋を出た
「隼人?」
そこには隼人がいた
「桜…ごめんな…俺のせいで…」
そう言って隼人の手があたしの頬に触れた
冷たい…
「は…隼人…手…冷たいよ…」
「あ…わりぃ…ずっと待ってたからな」
「ずっと?」
「ずっとていっても桜が来るまでだけどな」
そう言って笑った。
「部屋に入りなよ…寒いでしょ?」
「ありがとう」
部屋に上がってからあたしはコーヒーを用意した
「はい…砂糖いる?」
「あぁ…」
なんか、気まずい……
「あ、あのさ隼人…今日なんで遅れたの?」
「あぁ…これ、桜にやろうと思って」
差出されたのは可愛くラッピングされた箱
「なにこれ?あけていい?」
「どうぞ」