同居から始まる恋もある!?
after summer
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「こんばんわ」
扉を開けると、カランと鈴の音が鳴った。
カウンターから芹生が顔を覗かせる。
「やっほー、サチ。もうちょっとで準備終わるから座って待ってて」
「うん、ありがとう」
そう言えば、芹生はニコっと笑って準備に戻る。
―芹生に告白をしてから、二週間が経った。
きょうは店を貸しきって、彼が尊敬するBar Rokka Balladのマスターの快気祝いだ。
芹生と律さん(彼にそう呼ぶように言われた)、それに律さんの彼女の茜さんで準備を進めていたらしい。