1ast present

陸とのメールに
くすくすと笑いながら
あたしは家へと向かう。

もうすぐ信号。
暗闇を抜けられる。


「たっ!…いったぁ…っ」

あたしは靴擦れをしていた。

千尋の家をでてすぐに
してたんだけど、
我慢できた痛みだから
放っておいたんだ…

「ホンマ最悪〜…」

あたしはしゃがみこんで
傷をそっと押さえた―…
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