1ast present
kiss
なんだかんだであたしは結局
家に帰れなかった。
ずっと陸と話をしてただけだけど、
すごく楽しくて
時間が過ぎてゆくのが早く感じられた。
時計をふとみるともう四時。
窓の外はうっすら明るい。
あたしたちは、さっきの出来事の話をした。
「えっいたずら?」
「うん。急に助けてとかゆうきんさ、俺を心配させようとかそーゆうのかと思った」
陸は、さっきの早紀のメールが
最初いたずらに思えたみたい。
「でも、ホンマだったやん」
「そ!ガチで声震えてたから
あ、これマジやわ
っつってな☆」
「ホンマごめん…」
「や、えんやけどな、俺マジでキレたよ。二回」
「二回?」
心当たりと言えばあれかなあ?
何かを殴ってるような音…。
「一回目は手ぇ繋いでるって聞いたとき!」
あぁ〜たしかにっ。
「そゆえば声、低くなったね」
「やろがぁ?
俺が繋いでないのに許せんやろ」
…何ソレ可愛いっ
「何ソレ〜っ」
あたしは陸の俺様発言に
クスクスと笑いながら言う。
「い〜やいやっ俺の許可もらわんと!」
「意味解らんし〜っ」
「意味はねぇ☆」
「あははっもっと意味解んない〜っ」