1ast present
ドクン…と胸が鳴った。
あの低くて甘い声が
あたしの心を惑わせる。
あたしは立ち上がって
陸の隣に立った。
そして今度はあたしが、
背伸びをして陸の顔の前に
自分の顔を近づける。
「考えとく…」
そう言って
あたしは陸の唇にあたしの唇を
優しく重ねた。
陸は頷きながら
あたしのkissに応えてくれた。
そして、あたしが離れようとする度に
深くて長い、溶けそうに甘いkissを
何度も何度も、繰り返した。