1ast present

「早紀かわいー…」
陸はゆっくりと顔を離してく。

まだもーちょっとしたかったのにな…

名残惜しく、あたしは陸を見つめた。


陸とkissするときにあたしを覆ってくる
あのスカルプチャーは
あたしの大好きな香り。

抱きしめられて、kissしてるんやって実感する。

…だんだん、恋に落ちてくあたしの背を
その香りが押してくる。

「…あたし、陸のこの香水欲しい」
「ん?あぁ…いる?」
「ホンマにっ?!」

あたしは目を輝かせる。

「おう、結構使ったけどな」
「それでえぇよ!欲しいっ」

「変な奴やなー。んなもん欲しいん?」
「うんっ」
「なんで?」

「好きやから♪?」
「ふーん?香水だけ好き?」
「え、えっと…」

「…なんてな☆やるよ!」
< 45 / 46 >

この作品をシェア

pagetop