べいびー☆ぱにっく
そのあと、どうなったのかは覚えてない。
気がつくと、男達はいなくなっていた
「ひかる、大丈夫か?」
「………」
「ひかる…?」
「…認められてないって思ってた。」
無意識に呟いた
「え?」
あまりの衝撃にぺたんと座り込んでしまう
「…大丈夫か?」
「ゆきに、家族って…認められてないと思ってた。」
ずっと、ずっと…
でも、ゆきは…
確かに“家族”って言ってくれた
「聞き間違い…じゃないよね?」
「……認めてるよ。」
ゆきがぶっきらぼうに呟いた一言に胸がジーンと熱くなる
「本当に?」
「あぁ、美夢が来て…お前がいて、父さん母さんがいて…
俺にとっては大事な家族なんだよ。」
「……っ!」
あぁ、なんか涙出そう。
「…なんだよ。」
恥ずかしそうにぶっきらぼうに言うゆき
「よかった」
「…」
「よかったよぉ…」