べいびー☆ぱにっく
「お前…俺の気持ち分かるとか言ってたよな?」
「はい。」
すると何故か不良さんはギロッッとアタシを睨む
「…っ、なに?」
自分でも分かるくらい不細工な顔をしてたと思う
「…てめえは十分幸せじゃんかよ。」
「は?」
…しあわせ?
「俺には分からない…なんであんな他人をお母さんって呼べんのか。」
……?
「お母さんって呼べることが幸せなことなの?」
「……っ!ちがっ…」
「まぁ、どっちにしろ…しあわせって自分で気づかなきゃしあわせじゃないよ。」
自分でも年寄りじみたこと言ってるって分かる
けど、前に言われた言葉をコイツに言わなきゃって思った
「自分で気付かなきゃ…?」
「そ。人が幸せそうなの分かるくらいなら、自分の幸せも見つけられるとおもう。
ようは、探そうとするかどうかだよ。」
「………」
「それに…てめぇじゃない。」
「…は?」
「さっきまでひかるって呼んでたんだし、ひかるって呼んでよ。」
「…………」
ありゃ?ご機嫌ナナメ?
「ま。不良さんがイヤならいいけど…」