煙草の味は恋の味
―どうしたの?
少し不安になった気持ちが
声に出てしまって後悔した
―いや、話っていうか…決意?
―なに?
―俺な、お前がハタチんなるまで
手ぇ出さないって決めた。
―え?
拍子抜けしてしまったが
あたしはすぐに意味を理解した。
そして反対した。
―なんで?あたしもう17だよ?
みんな彼氏とえっちくらいしてる!
―じゃあしたいの?(笑)
―そういうわけじゃ…
―じゃあどうして反対する?
―だって…
言いたい気持ちと
恥ずかしくて言えない気持ちから
あたしは口ごもってしまった。