煙草の味は恋の味

―ちゅうなんかしたら
最後まで止まんないんだよ、男は。

―それでも良いもん…

次の瞬間、
ハルは無理矢理あたしの頭を
自分の方へ向けて
キスをした。

―んあっ…

不意討ちのことに、
思わず声が出た。

これを聞いてハルのスイッチは
完全に壊れたようだ。

―もう我慢しないよ?


< 4 / 6 >

この作品をシェア

pagetop