SUITE BUTTERFLY〜最強総長様〜
「べつに、深い意味は…。」
あるけどね。
「じゃ、生徒会員である以上そんな地味女じゃ困るし、
明日からあたしが化粧してやるよ。」
アカリさんが美しい顔でカッコイイ台詞を吐いた。
かなりサマになってる。
ってか困るよ。
「いや、いいです。
悪いし………。」
「拒否権無し!」
そうお決まりの台詞を言ったのは俺様男ハク。
はぁ…………。
「はぁい。」
いいよ…。
どうせみんな龍桜姫の顔知らないじゃん。
「あっ、ところでナナ、あんた部屋何処にする?」
部屋?
あぁ、わかった!
このいっぱいある扉の向こうはみんなの部屋なんだっ!
「えぇと、とりあえず見ていいですか?」
「敬語禁止、あとアカリでいいから。」
「はぁい。」