SUITE BUTTERFLY〜最強総長様〜
「せっかくだし、バックレよぉぜ?」
ニカッと無邪気な笑顔を見せるハクに少しドキッとする。
「うん」
そう言ってヘルメットを受けとってハクの後ろに乗る。
「つかまって?」
「ん」
ハクの腰に手を回すといい香がした。
なんか、ちょっぴり甘い匂い。
バイクのエンジンがかかり、速さが加速する。
速っ!!!
超速っ!!!
危ないし!
「怖いって〜、速い速い」
悲鳴に近い声で叫んでるのに、全く気にしないハクはよっぽど自分の運転に自信があるの?
怖いから、マジで!
なんのつもりだよ。
「ハク〜〜!!!」
停まれ〜〜〜!!!