SUITE BUTTERFLY〜最強総長様〜



「せっかくだし、バックレよぉぜ?」

ニカッと無邪気な笑顔を見せるハクに少しドキッとする。

「うん」

そう言ってヘルメットを受けとってハクの後ろに乗る。

「つかまって?」


「ん」



ハクの腰に手を回すといい香がした。


なんか、ちょっぴり甘い匂い。




バイクのエンジンがかかり、速さが加速する。




速っ!!!




超速っ!!!




危ないし!



「怖いって〜、速い速い」



悲鳴に近い声で叫んでるのに、全く気にしないハクはよっぽど自分の運転に自信があるの?



怖いから、マジで!




なんのつもりだよ。




「ハク〜〜!!!」




停まれ〜〜〜!!!












< 61 / 73 >

この作品をシェア

pagetop