幸せの結末
初めて入った。


やっぱ私、場違いだ。


だって……着物着た人が静々歩いて料理を運んでるし。


「いらっしゃいませ。」


「予約しております藤本です。」


「まあ、藤本様。
お待ち申しておりました。

ささっ、こちらへどうぞ。

今、案内いたします。」


ちらっと隆を見上げると、この場に溶け込む位に似合ってた。



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