きみといつまでもいたい
君に会うことで、美留久の笑顔が再び消えてしまうのではないか。
君には悪いが、親として、私はそんな危険を冒すわけにはいかない。
そう考えて、水谷君にだけ君の帰国のことを告げ、美留久には秘密にしておくつもりでいました。
ところが数日前、美留久が笑って言ったのです。
「セイに夢で会えた」と。
これは単なる偶然なのか?
それとも聖夜くん、君に会うことが美留久の願いであるのだろうか?
私は再び悩むことになりました。