きみといつまでもいたい



思えば、あの幼かった日々。



聖夜は美留久が自分にしてくれた、沢山のことを思った。


誰もが絶望した聖夜の命。

美留久だけは、聖夜が目覚めることを信じて疑わなかった。


聖夜が立って歩くことを誰よりも強く念じ、支えたのも美留久だった。

誰が何と否定しようと、美留久はいつも聖夜の側で聖夜と共にいた。



聖夜はあの日々を思った。



美留久に生かされた命、今度は自分が生かす番だ。
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