きみといつまでもいたい


08/28 20:45
From S.H
To: Milk

また来たのか、と一郷さんに言われてさすがに返す言葉がありませんでした。

でも、出不精の君に会うには僕が君に会いに行くしか仕方がないんだ!
笑って許して貰えると嬉しいな。

今日はあの家を少しだけ見れて懐かしかった。
随分と長い間放って置いたにしては、目立った傷みもなくホッとしました。
樹おじさんが、あの家を僕名義にして残して置いてくれたのです。
もっと複雑な感情が湧いてくるかなと身構えていたのですが、意外にもあっさりしていた自分に驚いています。
きっと君が横にいたからに違いありません。
嫌な思い出もあるにはあるけれど、それにも増して、楽しく幸せだった頃の思い出も沢山詰まった場所です。君にとっても、僕にとっても。

生きているからここに立てた。

生きているから君とここに居る。

これからも一日一日を大切に生きていきたい!
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