先生、男と女になれません。 -オトナの恋事情ー
「あの腐れビ○チ、またお偉いさんを連れて来やがった! 」


怒りに顔を赤く染めた女王様が夕方、荒々しい足取りで僕の部屋へ上がり込むと同時に手にした缶ビールをブチューッと握りつぶす。


推定握力60kgに感心するが、床がビショビショだ。


急いでゾーキンで床を拭き、後始末をしている間にソファへドカっと座り


『煙・酒・煙・酒』


とリズム良く飲んでいるのに気付き、側へ行くとまず煙草を取り上げて灰皿へ押し付ける。


「タバコは体に良くないですよ」
「うるっせぇ! 」
「お酒もそういう荒れている時に飲むと、体を壊します」


続けて2本目へ突入しようとしていた缶ビールを取り上げ、流しへ放り込む。


「神崎ぃ! とにかくお前、1位になれ! 」
「えーっ! どうやって……」
「今からガンガン更新掛けろ、それから宣伝を怠るな! 後は……後は……」
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