先生、男と女になれません。 -オトナの恋事情ー
「和希さん、今、笑ってますよね? 」
「違うわよ、泣いてるの……クッ……。だ、だってあんまり激しいから」
この様子を見て絶対に違う、何もされていないんだと安心し、ベッドを降りてから床へ散らばる服の中を探ってトランクスを履く。
その時に和希さんの下着も目にしたが、派手なヒョウ柄の男性用Tバックだった。
「夕べは突然寝てしまって、申し訳ありませんでした」
「いいのいいの、もし良かったらまた来てね。加瑚ちゃんほどお料理は上手じゃないけど、おもてなしするわ」
シャワーを借り、用意してくれた簡単な朝食を摂ってから新宿二丁目に程近いマンションを後にする。
時計を見ればもう昼過ぎ、今日は月曜日で3時から書店のバイトが入っているなと足取りも重く帰宅してみれば、部屋の前に黒の紙袋が1つ置かれていた。
一体誰がこんな物を? と取り上げて中身を見れば夕べ締めていたネクタイとピンク色の封筒が入っている。
きっと裕実が届けてくれたに違いない、もう捨ててもいい物だったのに……。
「違うわよ、泣いてるの……クッ……。だ、だってあんまり激しいから」
この様子を見て絶対に違う、何もされていないんだと安心し、ベッドを降りてから床へ散らばる服の中を探ってトランクスを履く。
その時に和希さんの下着も目にしたが、派手なヒョウ柄の男性用Tバックだった。
「夕べは突然寝てしまって、申し訳ありませんでした」
「いいのいいの、もし良かったらまた来てね。加瑚ちゃんほどお料理は上手じゃないけど、おもてなしするわ」
シャワーを借り、用意してくれた簡単な朝食を摂ってから新宿二丁目に程近いマンションを後にする。
時計を見ればもう昼過ぎ、今日は月曜日で3時から書店のバイトが入っているなと足取りも重く帰宅してみれば、部屋の前に黒の紙袋が1つ置かれていた。
一体誰がこんな物を? と取り上げて中身を見れば夕べ締めていたネクタイとピンク色の封筒が入っている。
きっと裕実が届けてくれたに違いない、もう捨ててもいい物だったのに……。