先生、男と女になれません。 -オトナの恋事情ー
今夜はきっとキスなんかさせて貰えないだろうなと溜息を吐き、それでも頑張ってキーを叩く僕は完全なドMの下僕。
でも側で見てくれているだけでも……はっ! もしかしてこれはいわゆる『放置プレイ』というヤツだろうか。
相手を追い込んで放置し、その様子を楽しむという。
後ろを振り返るとソファで足を組んだ加瑚がこちらを眺めながら、缶ビールをグビグビと飲んでいた。
やっぱり『放置プレイ』だ。
「チャッチャとやれ! 」
「はい! 」
「とりあえず落ち着いたら、後でご褒美をくれてやる」
「ありがとうございます」
きっとご褒美はキスだろう、絶対に間違いない。
そう確信し、カタカタと哀れな下僕は女王様にタップリと目で支配されながらキーを叩き続けた。
でも側で見てくれているだけでも……はっ! もしかしてこれはいわゆる『放置プレイ』というヤツだろうか。
相手を追い込んで放置し、その様子を楽しむという。
後ろを振り返るとソファで足を組んだ加瑚がこちらを眺めながら、缶ビールをグビグビと飲んでいた。
やっぱり『放置プレイ』だ。
「チャッチャとやれ! 」
「はい! 」
「とりあえず落ち着いたら、後でご褒美をくれてやる」
「ありがとうございます」
きっとご褒美はキスだろう、絶対に間違いない。
そう確信し、カタカタと哀れな下僕は女王様にタップリと目で支配されながらキーを叩き続けた。