先生、男と女になれません。 -オトナの恋事情ー
そのままの状態で1分、いや5分が過ぎた頃。
「完結する事だけに集中しろ」
そう言い残した加瑚が部屋を出て行き、僕は1人取り残される。
約束したように完結させよう、頑張って幸せなエンディングを描こう。
そうは思っていたものの手が動かない、書こうとすればする程、さっき目にした批判が頭を過ぎる。
デキているからランキングが上がる、ひいきされている、あんなにつまらないのに。
違う、正々堂々と裏の手を使わずに戦っているのに。
ずるいのはyumi☆の方じゃないか……。
何度も書いては消し、書いては消しを繰り返しているうち、翌朝を迎える。
でもその間、加瑚からは何の連絡も無かった。
今頃、一体どうしているのだろう。
「完結する事だけに集中しろ」
そう言い残した加瑚が部屋を出て行き、僕は1人取り残される。
約束したように完結させよう、頑張って幸せなエンディングを描こう。
そうは思っていたものの手が動かない、書こうとすればする程、さっき目にした批判が頭を過ぎる。
デキているからランキングが上がる、ひいきされている、あんなにつまらないのに。
違う、正々堂々と裏の手を使わずに戦っているのに。
ずるいのはyumi☆の方じゃないか……。
何度も書いては消し、書いては消しを繰り返しているうち、翌朝を迎える。
でもその間、加瑚からは何の連絡も無かった。
今頃、一体どうしているのだろう。