先生、男と女になれません。 -オトナの恋事情ー
2人が後ろへ座りながら見守る中、キーを叩こうとするが指が動かずにただ前回からの流れを確認するばかり。
「あの……」
「お兄ちゃん、私、スィーツ・デ・ドルメのプリンが食べたい」
「小鳥、今そんな事を言われても困るよ。あの店はここから1時間も掛かるし」
「食べたいの! だから買って来て! 先生の分も」
突然ワガママになった妹を持て余す日之出さんが可哀想になり僕が代わりにその店へ買いに行こうと椅子から立ち上がったら、小鳥さんがアイコンタクトを図って来る。
どうしても2人で話がしたい、だからお兄ちゃんだけ外に出してと。
「お願い! お兄ちゃん」
「でもお前と先生を2人にしておくなんて……」
「そういう言い方失礼じゃないの! 先生はそんな事するような人じゃないもん。いいよ、神崎先生に失礼したって宮澤さんにチクっても」
「う、分かったよ。それじゃ今から少し失礼します」
妹に攻め立てられてドアの外へ出ようとした瞬間、声には出さないものの
『絶対に俺の妹に手ぇ出すんじゃないぞ、何かしたら確実にお前を殺る! 』
と僕を睨んでから日之出さんが出て行く。
「あの……」
「お兄ちゃん、私、スィーツ・デ・ドルメのプリンが食べたい」
「小鳥、今そんな事を言われても困るよ。あの店はここから1時間も掛かるし」
「食べたいの! だから買って来て! 先生の分も」
突然ワガママになった妹を持て余す日之出さんが可哀想になり僕が代わりにその店へ買いに行こうと椅子から立ち上がったら、小鳥さんがアイコンタクトを図って来る。
どうしても2人で話がしたい、だからお兄ちゃんだけ外に出してと。
「お願い! お兄ちゃん」
「でもお前と先生を2人にしておくなんて……」
「そういう言い方失礼じゃないの! 先生はそんな事するような人じゃないもん。いいよ、神崎先生に失礼したって宮澤さんにチクっても」
「う、分かったよ。それじゃ今から少し失礼します」
妹に攻め立てられてドアの外へ出ようとした瞬間、声には出さないものの
『絶対に俺の妹に手ぇ出すんじゃないぞ、何かしたら確実にお前を殺る! 』
と僕を睨んでから日之出さんが出て行く。