先生、男と女になれません。 -オトナの恋事情ー
翌日月曜日の朝一番でそのプロットを宮澤さんへメールで送り、確認してもらう。
そして返信を待つ間、僕はバイトに出かけて本屋のアルバイトとしての仕事を始める。
「神崎君、この箱予約分だから」
「はい、じゃあ予約票を添付しておきます」
渡された大きな箱を開け、レジの後ろで予約票と書名を確認して棚へ入れて行く。
ビジネス書に雑誌、マンガの単行本に幼児用ドリル……そして書籍化された携帯小説。
タイトルは
『スィーツにキミを愛して』
発行元は淀川書店で作者は
『yumi☆』
日本人なら日本人らしい名前にすべきだ、やたらとローマ字でペンネームを付けたり下の名前だけで名字が無いなんてホステスの源氏名みたいでおかしいじゃないか、それに何だこの☆は。
そして返信を待つ間、僕はバイトに出かけて本屋のアルバイトとしての仕事を始める。
「神崎君、この箱予約分だから」
「はい、じゃあ予約票を添付しておきます」
渡された大きな箱を開け、レジの後ろで予約票と書名を確認して棚へ入れて行く。
ビジネス書に雑誌、マンガの単行本に幼児用ドリル……そして書籍化された携帯小説。
タイトルは
『スィーツにキミを愛して』
発行元は淀川書店で作者は
『yumi☆』
日本人なら日本人らしい名前にすべきだ、やたらとローマ字でペンネームを付けたり下の名前だけで名字が無いなんてホステスの源氏名みたいでおかしいじゃないか、それに何だこの☆は。