先生、男と女になれません。 -オトナの恋事情ー
そして作品がアニメ化されると同時に、同人業界でもかなりの作品が作られたと聞く。


内容は余り言いたくないけれど、まあそれだけ人気があった。


だけど4巻の連載を始める際に、僕は行き詰まりを感じ始めてしまう。


いつも同じキャラクター、いつも同じ展開、いつも同じエピローグ。


何とかして曖昧なままの主人公の恋をどうしても変えたいと原さんに相談した、だけど返って来た言葉は


『今、変えてしまえばきっと読者の反感を買うよ。だからマンネリと思ってしまうかも知れないけれど、このまま書いた方がいい』


と。


でも僕はそれに反抗したかった、だからあえてほんの少しだけ踏み込んでみたら……。


『漏れの夜貴子はあんな事しない』
『信じてたのに』
『裏切られた、もう買わねーYO』


なんて批判が匿名巨大掲示板に書き込まれてしまって。
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