大好き‥だよ。
『どうしよう』
急いでいたため、そのまま持ってきてしまった。今さら返せないし頭を悩ませていた。
『俊チャンに見られていたら‥はぁ』
ベランダに繋がる扉に右手が触れると大きなため息がでた。私の息で窓ガラスが少しだけ白く曇った。
『バッチリ見てたけど?』
『えっ?』
半回転すると俊チャンは、教室の扉に寄りかかって立っていた。私と目が合うと視線を下げて左手を睨んでいた。私も左手に視線を持っていくと、さっき悠君から貰ったプレゼントがあった。慌てて後ろに隠して苦笑いをすると、俊チャンは冷めた目で見ていた。
『そうならそうだ、って言ってくれればよかったのに』
『えっ?何のこと?』
『何のことって、悠の事に決まってるだろ。付き合ってるんだろ?お前ら』
『何言ってるの?付き合ってないよ‥』
『隠すことないだろ。それ!それってバレンタインのお返しだろ?』
『これは‥』
両手でプレゼントを強く握り締めた。
どうして私の言うことを信じてくれないの?さっきから一方的に決めつけて。違うって言ってるじゃん!!そう思ったけど本音をぶつける事が出来なくて‥思ってもいないようなことを口走ってしまった。
『そうだよ。確かにこれは、悠君が今日はホワイトデーだからってくれたものだよ。だったら何だって言うの?
それより、俊チャンの話ってそれだったの?じゃあ、今度は私が話してもいいよね。俊チャンこそ‥どうして隠したりなんかしてるの?』
『何をだよ?俺は何も隠してなんか‥』
『由愛とのことは?2人は付き合ってるんでしょ?だったら、私たちに隠さないで堂々と‥』
『付き合ってねぇ~よ』
『嘘!!』
『嘘じゃない』
『じゃあどうして放課後、由愛がいるの?それって‥』
俊チャンを見ると、面倒くさそうな顔をしながら髪の毛をグシャグシャにしていた。
急いでいたため、そのまま持ってきてしまった。今さら返せないし頭を悩ませていた。
『俊チャンに見られていたら‥はぁ』
ベランダに繋がる扉に右手が触れると大きなため息がでた。私の息で窓ガラスが少しだけ白く曇った。
『バッチリ見てたけど?』
『えっ?』
半回転すると俊チャンは、教室の扉に寄りかかって立っていた。私と目が合うと視線を下げて左手を睨んでいた。私も左手に視線を持っていくと、さっき悠君から貰ったプレゼントがあった。慌てて後ろに隠して苦笑いをすると、俊チャンは冷めた目で見ていた。
『そうならそうだ、って言ってくれればよかったのに』
『えっ?何のこと?』
『何のことって、悠の事に決まってるだろ。付き合ってるんだろ?お前ら』
『何言ってるの?付き合ってないよ‥』
『隠すことないだろ。それ!それってバレンタインのお返しだろ?』
『これは‥』
両手でプレゼントを強く握り締めた。
どうして私の言うことを信じてくれないの?さっきから一方的に決めつけて。違うって言ってるじゃん!!そう思ったけど本音をぶつける事が出来なくて‥思ってもいないようなことを口走ってしまった。
『そうだよ。確かにこれは、悠君が今日はホワイトデーだからってくれたものだよ。だったら何だって言うの?
それより、俊チャンの話ってそれだったの?じゃあ、今度は私が話してもいいよね。俊チャンこそ‥どうして隠したりなんかしてるの?』
『何をだよ?俺は何も隠してなんか‥』
『由愛とのことは?2人は付き合ってるんでしょ?だったら、私たちに隠さないで堂々と‥』
『付き合ってねぇ~よ』
『嘘!!』
『嘘じゃない』
『じゃあどうして放課後、由愛がいるの?それって‥』
俊チャンを見ると、面倒くさそうな顔をしながら髪の毛をグシャグシャにしていた。