大好き‥だよ。
『山本先生ってスポーツ苦手そうだよな』
『だよな。でも、悪い先生ではないな』
『だな』
『だね』
『うん!!』
桜の木を背にして5人で輪になって座った。時々風が吹くと、桜の花びらが太陽の光に当って一瞬ぱっと光って地面に落ちていった。
落ちる前に花びらを何枚か掴んだ。一枚だけだと寂しいけれど、こうやって複数集まると華やかでキレイだった。掌の上に置かれた花びらに息を吹きかけると、自分の意思で着地の場所を捜し求めているように見えた。行く末を見届けていると、私の横で悠君が微笑んでいた。
『どうしたの?』
『ん~。なんか楽しそうだなって思ってさ』
『‥うん、楽しいよ。こうやって5人でお花見が出来る事が凄く楽しい』
4人の顔を順番に見た。
華代は私の顔を見て、ニヤニヤしながら何度も頷いていた。
和樹君は笑顔でピースをしていた。
俊チャンは何も言わずに上を向いていた。
悠君はずっと微笑んでいた。
私は4人を見た後クスクスと笑った。何だか嬉しくて、嬉しくて‥その場にジャンプをした。
『そうだ!私と俊チャン、さっき自己紹介してなかったね。ここでしちゃおうかな(笑)』
『おっ、いいね~。じゃあ桜井からどうぞ』
和樹君が拍手で迎えてくれた。
『えっと、桜井結です。名簿番号は女子の中では1番です。華代とは永遠に親友でいます。屋上で寝そべって見る空の景色が好きです。あと、ひまわりの花が好きです。
これからも結をよろしくお願いします』
両手でピースをすると4人から拍手を貰った。拍手が終る前に俊チャンの元へ歩み寄った。
『次、俊チャンの番だよ』
『いいよ俺は』
『そんな事言わないの。ほら、立って』
半ば強引に腕を引っ張ってその場に立たせた。私は華代の横に腰を下ろして、3人と一緒に大きな拍手をした。「本当にやんの?」と聞いてきたので、笑いながら「当然」と答えた。俊チャンは少し照れながらも自己紹介を始めた。
『だよな。でも、悪い先生ではないな』
『だな』
『だね』
『うん!!』
桜の木を背にして5人で輪になって座った。時々風が吹くと、桜の花びらが太陽の光に当って一瞬ぱっと光って地面に落ちていった。
落ちる前に花びらを何枚か掴んだ。一枚だけだと寂しいけれど、こうやって複数集まると華やかでキレイだった。掌の上に置かれた花びらに息を吹きかけると、自分の意思で着地の場所を捜し求めているように見えた。行く末を見届けていると、私の横で悠君が微笑んでいた。
『どうしたの?』
『ん~。なんか楽しそうだなって思ってさ』
『‥うん、楽しいよ。こうやって5人でお花見が出来る事が凄く楽しい』
4人の顔を順番に見た。
華代は私の顔を見て、ニヤニヤしながら何度も頷いていた。
和樹君は笑顔でピースをしていた。
俊チャンは何も言わずに上を向いていた。
悠君はずっと微笑んでいた。
私は4人を見た後クスクスと笑った。何だか嬉しくて、嬉しくて‥その場にジャンプをした。
『そうだ!私と俊チャン、さっき自己紹介してなかったね。ここでしちゃおうかな(笑)』
『おっ、いいね~。じゃあ桜井からどうぞ』
和樹君が拍手で迎えてくれた。
『えっと、桜井結です。名簿番号は女子の中では1番です。華代とは永遠に親友でいます。屋上で寝そべって見る空の景色が好きです。あと、ひまわりの花が好きです。
これからも結をよろしくお願いします』
両手でピースをすると4人から拍手を貰った。拍手が終る前に俊チャンの元へ歩み寄った。
『次、俊チャンの番だよ』
『いいよ俺は』
『そんな事言わないの。ほら、立って』
半ば強引に腕を引っ張ってその場に立たせた。私は華代の横に腰を下ろして、3人と一緒に大きな拍手をした。「本当にやんの?」と聞いてきたので、笑いながら「当然」と答えた。俊チャンは少し照れながらも自己紹介を始めた。