大好き‥だよ。
『今日の会議はこれでお終いです。来てくれてありがとね』


『『失礼します』』

2人は立ち上がって、職員室の扉に向かった。



『明日からも隣の席だね。よろしくね』

田中さんは小さい声で囁いた。


『‥よろしく』

俊チャンは、職員室の扉に手を伸ばした。


『私ね、料理得意なんだ。いつもお母さんのお手伝いしているから』

目を輝かせて言った。


『そうなんだ。俺、お腹いっぱいになるんだったら何でもいいや。
ごめん!急いでるから、そこ退いてくれない?』


『あっ!ごめんね』

田中さんは、職員室の扉から離れた。


『じゃ、また明日』

俊チャンは、ダッシュで校庭に向かった。




『もう!!一緒に帰ろうと思ったのに‥』

田中さんは、独り言を言いながら歩き出した。


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