大好き‥だよ。
『‥‥‥以上、男子15名・女子11名の計26名です。これから仲良くやっていきましょう』


『『はぁーい』』

私達は右手を上に上げて大きな声で返事をした。


『父母の皆さんには、これから体育館にて校長先生のお話を聞いていただきます。1時間後に教室に戻って来ていだだいて、本日は終了となります。質問等ございましら、その時に何でも聞いてください』


お母さん達は教室を出て行った。



『さて、みんなには、これからやってもらいたい事があります』


『なぁ~に?』

女の子が言った。


『それはね、前に出て自己紹介をしてもらいたいの。明日この教室に入ってきて「おはよう」って挨拶する時に名前知ってたら声かけやすいでしょ?そうだな‥名前と、将来何になりたいか‥を発表してもらおうかな。いいですか?』



『『いいでーす!!』』

このクラスは素直で元気な子の集まりだった。


『じゃあ、始めるね。一番は小林君。小林徹平君お願いします』

小林君は立ち上がり、教壇の前に立った。


『小林徹平です。誕生日は4月なので、みんなのお兄さんです。えっと‥将来は大学生になりたいです。よろしくお願いします』

小林君は一礼をしてから席に着いた。
柳先生は小林君の言った事をメモっていた。

『ねぇ、小林君はどうして大学生になりたいのかな?』

先生が質問してきた。


『それは、大学生になればお金がいっぱい貰えるからです』


『じゃあ‥いっぱい貰ったお金は何に使いたいの?』


『えっと‥』

小林君は頭を抱えて考えていた。


『大きい家を建てたいです!!』

堂々と発言していた。


『大きいお家かぁ。その夢叶えられるように勉強頑張ろうね』


『はい!!』

凄く嬉しそうだった。


『次は、桜井さん。桜井結さんお願いします』

私の番が来た。
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