空に消えた恋
部屋で制服から着替えをすませ
紅茶を飲み。本を読む。
いつもの日課。
しばらくすると...
ピ-ンポーン ピ-ンポーン
チャイムが鳴った。
チャイムを二回鳴らすのは
いつもの亮の癖だ。
「ご主人様、亮様がいらっしゃいました」
「おう。今いく。通せ。」
亮を迎えに1階に降り
彩愛を呼んでくるように
御堂に伝えて
亮と共に部屋に戻った。
「亮に紹介したい奴がいるんだ」
「真希が?珍しいじゃん(笑)」
「まぁ、亮も知ってる奴だけど」
「もしかして...」
「もうすぐ来るから。
ってか、テストどうだった?」
「まぁまぁ~」
そんなことを言いながら
彩愛を待った。
...しかし....
彩愛は、一向に来ない...。
もう1時間は経ったか...。