アイノウタ。
「あら??山瀬さんじゃない。どうしたの??ここに来るなんてめずらしいわね??」
「すいません、ちょっと気分が悪くて…」
「あらそう。大丈夫??じゃあベットで寝てなさい??」
「はい、ありがとうございます」
ベットのほうを向くと
1つはカーテンが閉まっていた。
誰か寝てるのか…。
あたしは空いているほうの
ベットに寝転がる。
もう全部忘れちゃいたい…。
あたしが嫌な子になる前まで
戻れればいいのに…。
「山瀬さん、先生職員室にいるから何かあったら呼んでちょうだいね??」
「あ、はい。分かりました」
ガラガラガラッ
扉が開く音がして
先生が保健室から出て行った。