アイノウタ。
20分くらい歩くと
わたしの家に着いた。
「今日はありがと。ここから早瀬くんの家って遠いの??」
「ん、大丈夫」
「そう…気をつけてね??」
「…ね、綾香。ちょっと目閉じて」
??
疑問に思いながらも
わたしは目を閉じた。
するとその瞬間
わたしの唇になにか
やわらかくて暖かいものが触れた。
ビックリして目を開けると
目の前には早瀬くんの顔。
「な…何したの!?」
「何って…ご褒美??」
ご褒美じゃない…!!
だって…今のって…
キス…。