アイノウタ。


「あの子の反応おもしろかったよなー!!なんか純粋っていうか、男なれしてない感じ??」





その友達はまだ笑いながら言っている。





「あの子絶対髪の毛おろしといた方がかわいいと思わねー??渉も結構好みだったろ??」


「まあな」





いままで黙っていた渉っていう奴は


そこだけ肯定した。





「もしかして渉、本気で惚れた…??」


「…さあな」





そう言いいながら奴らはどこかに行った。


俺はただ呆然と立ち尽くしていた。


今、さあな、の前に


少し間があったよな!?


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