アイノウタ。
その日からわたしは
休み時間とかはよく
麻衣ちゃんと行動するようになった。
すごくうれしかった。
友達になれたんだ、って。
「あ、啓太だ!!啓太ー!!」
麻衣ちゃんは廊下で三木くんを見つけると
手を大きく振って呼んだ。
三木くんはゆっくり歩いてきた。
「あれ??最近、お前ら仲いいよなー??」
「まあね♪啓太、うらやましい??」
「別にー??」
三木くんと話すときの麻衣ちゃんの顔は
すごくきらきらしている。
本当に楽しそう。