神様娘の憂鬱


「どうしたの?顔色よくないけど」


「そ、そんなことないよ!あ‥次移動から行かないと!」




なんか…私、嫌なやつだな・・・


握野さんは、なんにも悪くないのに。


翼に媚を売ったりしてなくて、ただ翼が気にしているだけなのに。




「・・・神崎さん!」



後ろから呼ばれて振り返ると





「神崎さんは遊園地行くの?」



なんで、私に聞くの…?




「行くよ…」


「そっか」





・・・-なんでだろう?



別に寒くもなんともないのに…


そう言って笑った握野さんの目に少し嫌な予感がした気がした。







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