神様娘の憂鬱


負の感情が一気に頭の中を駆け巡る。


今までに経験したことのないことに頭の中が混乱する。




いや・・・いや・・・っ!




「こんな思い・・・もう…やだ」


ポツリと水滴が手に落ちた。



こんな思いをするならいっそのこと・・・






“ガンッ!”



突然、大きな音が響いた。


それも1回じゃない。


何回も叩くような音が響く。





<なんだ?!ここは誰にも見えないはず!>



闇は驚いているが私にはどうでもよかった。



私、だめだよ・・・・


もう、このまま・・・






「叶音!!」



「--」



「なぁ!そこにいるのか?!いるんだろ!?叶音!」



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